「疲れた目に緑」「冷え性に赤」… 色の様々な効果

「疲れた目に緑」「冷え性に赤」…色の様々な効果

「疲れた目に緑」「冷え性に赤」「不眠に青」・・・

どこかで一度は聞いたことがあるでしょう。カラーセラピーという言葉は聞いたことがありますか?アメリカやインドには色を使って治療をするお医者さんがいるそうです。「色と健康」。この2つは非常に大きな関係があるのです。

赤と青

は人を興奮させ、は落ち着かせる」とよく言われます。これは誰かが適当に言ったわけではありません。しっかりとした裏づけがあります。

とある研究で、成人男子の前に同じ明るさの青色、赤色、白色の光を置いてみました。すると、赤色の光の時には血圧、呼吸、まばたきなどが増加し、青 色や白色では減少しました。また、感じ方として、赤色は緊張や興奮が高まり、青色はくつろぎ感を増し、不安を和らげることが分かったそうです。

さらに面白いのは、色の効果は視覚のみならず、皮膚などにも反応しているということです。

上の実験とは別に、赤色と青色に塗ったそれぞれの部屋に、目隠しした被験者を入れ、サーモグラフや精神状態、感覚などを調べました。その結果、青色 の部屋の場合は、体表温度の変化はみられず、感覚は冷やとした感じで気分が沈みがちになったそうです。また、赤色の部屋の場合、体表の温度 上昇が測定され、感覚も体全体が暖かく感じ気分も高揚した感じになったという実験結果があります。

色が持つ特徴

一般的にいわれている効果・特徴をあげてみます。(色はイメージ)

興奮色

激情、興奮、怒り、歓喜
快活、明朗、愉快、活動的

中性色

安らぎ、くつろぎ、平静、若々しさ
厳粛、神秘、不安、やさしさ

沈静色

青緑 安息、憂うつ、涼しさ
落ち着き、沈静、さびしさ
落ち着き
落ち着き、憂うつ、不安感
ピンク 愛らしさ、やさしさ、くつろぎ

病院にも色の健康効果

病院の壁や天井、カーテンは黒や赤ということは、決してありません。だからと言って純白ということもないはずです。たいてい薄いベージュや淡いパステルトーンになっているはずです。最近の病院ならさらにその傾向が強く、木材やそれに近い色をできるだけ使い、安らぎを感じられる空間を作っています。

病院で働いている人、つまり医者や看護師などの服装も、色の健康効果を考え変わってきています。ナース服といえば「純白」というイメージを持ってい る人は多いのではないでしょうか?しかし、最近は薄いピンクやブルーに変わってきています。これは純白 では少し目に刺激が強すぎるし、あまりにも味気ないということからだそうです。もちろんピンクやブルーには「落ち着き」や「くつろぎ」といった健康効果を 持っているということも大きな要因です。

色そのものよりも自然にある色をイメージ

色の健康効果を知ったならば活用しない手はありません。でも、せっかく色をイメージするなら自然にある色をイメージした方が効果は抜群です。自然にある色をイメージした方が、色の効果プラス想像力の効果が得られます。

例えば、癒されたい時は沈静色である青色や緑色をイメージしますよね。この時、色そのものをイメージするより、サラサラと流れる清流やそよ 風に揺れる新緑をイメージした方が癒される気がしませんか?

色の持つ健康効果

疲れ目に緑

緑は目に見える光の中でもっとも人間の目でとらえやすい光です。緑には気持ちをリラックスさせる効果があるので、仕事の合間に緑を見つめて、目と心を休めてあげましょう。

冷え症に赤

「赤部屋、青部屋」の実験で分かるように、赤には体を温める作用があります。暖色と寒色とでは心理的な温度差が3度程もあるそうです。

不眠症に青

青は精神安定剤の効果があり、また運動神経の興奮も鎮めてくれます。

他には・・・

  • 抵抗力、回復機能を高める紫
  • 便秘、肌のドラブルにオレンジ
  • 消化を助けるオレンジ、黄色
  • 熱には青
  • 悪寒に赤

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