日本人のオアシス「温泉」がもたらす3つの健康効果

日本人のオアシス「温泉」の魅力

温泉と言って頭に浮かぶのは山や川、海でしょうか。 毎日浸かっている都会の喧騒から抜け出し自然の中で身体を休めるのはいいものです。

1.温泉地に行くだけで得られる転地効果

あなたが山の温泉に行ったとしたら、登るにつれて気温が下がり皮膚が寒冷刺激を受け血行を促進します。また、空気が薄くなりより多くの酸素取り入れようと身体の中に赤血球が増えることになります。そのため、身体の新陳代謝が促進され健康を増進させる効果があります。これを転地効果と呼びます。転地効果はだいたい滞在してから4、5日で現れます。しかし、1ヶ月も居ると身体が慣れてしまうため効果が消えてしまいますので、理想的な転地効果を得るには1週間くらいの滞在が良いでしょう。

2.温かいお湯そのものにも

お湯に入ると身体には「浮力」「水圧」「温熱」という3つの力がかかります。浮力は、お湯に入ることによって人間の体重を10分の1にしてくれます。すなわち身体が軽くなりリラックスできるわけです。水圧にはマッサージ効果があります。お湯に浸かっていると水圧によって身体が押されマッサージを受けていることになります。そして、温熱は人間の身体を温めるとともにリフレッシュさせたり 疲労を取り除いてくれます。

3.温泉の薬理効果

温泉には様々な成分が含まれています。たくさんの成分が混じっている温泉は、さまざまな薬理効果が相乗的に作用し、体の調子を整えてくれます。温泉ごとに成分は異なりますので、改善したい症状によって自分にぴったりの温泉を選ぶのも良いでしょう。。

覚えておこう!入浴時の注意事項

飲酒後の入湯や入湯中の飲酒

アルコールも温泉もともに血管を拡張させ血液の循環をよくする働きがあり、血圧が低下します。すると、心拍数は増加し身体に負担がかかりすぎてしまいます。脳貧血や心臓発作を起こす例も少なくありません。

食事直後の入浴

入浴すると血管が拡張して体のすみずみの毛細血管にまで血液がめぐるようになります。しかし、本来胃や腸に流れるはずだった血液が、その分だけ減ってしまうことになり、消化・吸収の働きは当然低下します。また、お湯の圧力が胃を押し上げるので、食物が胃から腸へ移動しにくくなるという欠点もあります。ですから、食べてすぐの入浴は好ましくありません。

スポーツ直後の入浴

激しいスポーツの前後は最低30分の間隔をあけて入浴しましょう。スポーツで筋肉を動かしていると、酸素を供給するために血液が使用中の筋肉に集まってきます。スポーツの後も筋肉にたまる乳酸など老廃物を運び去るため、筋肉の血流が増加します。しかし、入浴すると全身に血液がめぐるため、筋肉に十分な量の血液が回らなくなります。つまり筋肉の疲れがなかなかとれない状態になってしまうのです。

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