インフルエンザと風邪の違い

インフルエンザの基礎知識

今年のインフルエンザはとにかく厄介です。早い処置を怠ると高発熱が長く続きます。そして最悪死にいたるケースも出ています。インフルエンザの基礎知識を身に付けて、感染予防を心がけましょう。

インフルエンザの症状

風邪と類似の症状が見られ、誤診による死者も出ています。風邪とインフルエンザでは危険性が全く異なります。風邪との違いを知っておきましょう。

普通の風邪

のどの痛み、鼻水、くしゃみ、咳が中心で、大体の場合、発熱を伴います。

インフルエンザ

風邪の症状に加え、38度から39度以上の発熱に悪寒、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身的症状が現れます。更に、肺炎や気管支炎など、他の疾病を併発することもあり、入院しなければならなくなるほど重症になることもあります。

インフルエンザウィルス

インフルエンザはウィルス性の流行疾患です。一度流行が始まると、短期間のうちに老若男女問わず多くの人を巻き込んでいきます。その歴史は古く、科学的にも、1900年ごろから数度の世界的大流行が確認されています。

インフルエンザウィルスには、抗原性の違いからA型、B型、C型に分類されます。この中で、感染を見せるのは主にA型とB型で、C型は感染しても大きな流行は起こらないとされています。

次に、インフルエンザウィルスの表面にはHA(赤血球凝集素)とNA(ノイラミニダーゼ)という蛋白質があり、A型では、HAで15、NAで9の種類があり、 これを亜型と呼びます。

これらの組み合わせにより、人だけでなく、鳥や豚などの動物にも幅広く感染します。さらにA型は、同じ亜型でもマイナーチェンジすることにより、人の免疫機能から逃れ、一度感染した人でもまた感染するという事態を引き起こし、毎年流行します。これを連続抗原変異と言います。そして、これに加えて数十年単位で突然別の亜型に変わり(不連続抗原変異)世界的な大流行を引き起こします。

現在はA型のH3N2とH1N1という亜型に加えてB型の3種類が世界で主に流行しています。しかし、現在に至るまでのインフルエンザウィルスの変化を見れば、次にいつ突然新しい型が現れても不思議ではないと言われています。

対策

毎年進化を続けるインフルエンザウィルス。しかし黙って感染してるわけにはいきません。

まず、インフルエンザにかからないための基本は流行前に予防注射を受けることです。次に、インフルエンザは空気感染しますので、インフルエンザの流行時期になったら人ごみを避けること、マスクをすることも一つの方法です。

そして、疲労が溜まっていたり、睡眠不足の場合は感染の確率も高くなりますので、普段より一層気を付けてください。うがいや手洗い、バランスの取れた食事も風邪の予防を兼ねて大切です。

ではインフルエンザにかかってしまったらどうしたらよいのでしょうか。いち早くお医者さんに診てもらい指示を仰ぐことが大切です。そして、部屋の湿度を保ち、安眠・安静を心がけるとともに、水分を十分に摂取しましょう。

photo credit: NIAID_Flickr via photopin cc

このasotkがおすすめ