ミュージック・パワー

音楽を健康(医療)のために活用しようという試みは昔からあったようです。現在では日本音楽療法学会という学会が存在しており、音楽と健康の関係はより深まっているといえます。音楽療法というと何か堅いイメージがしますが、その対象範囲は割と広く、日常のストレス解消などに音楽を役立てることも音楽療法の一種といえます。

音楽で癒されよう

音楽でストレス解消といってまず思い浮かぶのは、いわゆる“ヒーリングミュージック”によるリラックス効果でしょう。そのような音楽ばかりを集めたCDも数多く市販されています。しかし、この“ヒーリングミュージック”は、どうしてリラックス効果を与えてくれるのでしょうか。

“ヒーリングミュージック”の多くは、落ち着いた曲調であまり刺激は強くないものの、決して単調ではありません。この、自然界などに多く存在している不規則な強弱の繰り返しである“1/fゆらぎ”が私たちの体をリラックスさせてくれるのです。

音楽で集中力アップ!

もちろん、音楽の効果は癒しだけではありません。集中力を高めたい時にも音楽は役に立ちます。

音楽を聴くことで雑音が耳に入るのを防いでくれるほか、特にアップテンポな曲やリズムに乗りやすい曲などは、私たちの活動を司る交感神経を刺激してくれるので、気持ちを高めることができます。

これはスポーツ選手などでもよく見られることだと思います。何年か前には、女子マラソンの高橋尚子選手が好んで聴いていた曲が大ヒットしたなんてこともありましたね。

聞くだけが音楽じゃない!

音楽を利用したストレス解消は、何も音楽を聴く事だけで得られる訳ではありません。カラオケも立派なストレス解消になります。

カラオケで好きな曲をこころゆくまで歌えば、ストレスなんて吹き飛んでしまうでしょう。

ただ、この場合はストレス“解消”というよりストレス“発散”と言った方が正しいかもしれませんね。

また、カラオケはあまり・・・という人は、楽器の演奏に手を出してみてはいかがでしょうか。慣れないうちはかえってストレスがたまってしまうのでは?とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、それは真剣に取り組んだ場合。あくまで趣味として捉えれば、そのようなこともないでしょう。形はどうあれ、とにかく音楽を楽しむことが一番大事なのです。

音楽で健康生活!

このように、音楽には様々な効果がありますから、その時その時の気分で使い分けていくことが効果的だと思います。例えば、ちょっとした休憩時間などには、休憩後の集中力や能率を高めるためにややアップテンポで自分の好きな曲、授業や仕事などが終わったらカラオケでストレス発散、そして帰宅した後や就寝前などには、“ヒーリングミュージック”でリラックスというように、一日の中で使い分けるというのもいいですね。