カラダによい乳化のお話

乳化のお話し

今回は、食品の中に必ずと言って良いほど入っている「乳化剤」について触れていこうと思います。

辞典によると、乳化とは“互いに混ざり合わない液体の一方を微粒子にして他方に分散させること。撹伴(かくはん)などの方法を用い、保存するために乳化剤を加える”とあります。何を言いたいのか良く分かりませんが、水と油のように通常では混ざることがない液体を混ざるようにするということでしょう。「あいつとおれは水と油だ」などというセリフを聞くことがありますが、人間用の乳化剤があればきっと関係はうまくいくのでしょう。

乳化のよい影響

乳化は水と油を混ぜることができる大変便利なものだと理解しました。しかし、乳化について掘下げて調べて行くと、身体に良い影響を及ぼす乳化作用が存在していることが分かりました。

それは、血液の中性脂肪やコレステロールをある栄養素の乳化作用で溶かしてサラサラにするというものです。血液をサラサラに維持するということは、欧米流の食生活に移行しつつある中でドロドロの血液によって日本人の多くが羅患する可能性を秘めている病である、「脳卒中」や「心臓病」を減少させる力を持っているということなのです。いずれも動脈硬化症が原因です。動脈硬化症にかかると、柔らかく弾力のあった血管が急速に老化して硬くなってきます。どの位硬くなるかと申しますと、実際に検体を行った医師の話では、大動脈を切断するハサミが約3日でボロボロになる程とのことです。

乳化と言えばレシチン

動脈硬化を防ぐ為に身体に摂り入れてその力を発揮する栄養成分の代表格は「レシチン」です。読者の皆様も耳にされたことがあるかと存じます。 最近では食材に対する研究が著しい発展を見せ、矢次早に珍しい食材や栄養素が目白押しといった中で新素材に隠れて影を潜めているように思われますが、レシチンは古くからある大変歴史の長い栄養素で、かれこれ30年以上はその地位を維持し続けております。いわば栄養界の長老のような、とても頼もしい存在です。

乳化と言えばレシチンですが、乳化作用を持っている食材栄養素はレシチンだけではなく、魚油から摂れるDHAも血液をサラサラにする力を持っています。また、DHAには頭の回転を上げることでも有名で、鹿児島県奄美大島に住んでいる方々は、海の幸である魚を毎日よく食べる習慣があり島民は学習能力が高く、ご老人は長寿で痴呆も少ないとか。

さらに先日、NHKスペシャルというテレビ番組で聖路加病院の日野原重明先生が食事に大豆レシチンを取り入れている様子が放映されておりました。ご長寿でいらっしゃって、齢なんと100歳!大豆レシチンと果物摂取が長生きの秘訣のようです。

レシチンやDHAを使用している食品

レシチン 大豆、納豆、卵黄、レバー、うなぎ
DHA 鯖、鯖水煮缶詰、イワシ、ブリ、マグロ、秋刀魚

photo credit: : Tétine : via photopin cc

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