骨粗しょう症の診療・治療法に新しい光が。

骨粗しょう症の診療・治療法に新しい光が

東京医科歯科大学と沖縄科学技術大学院大学の共同研究グループは、加齢によって発症する骨粗しょう症に影響を与えている遺伝子を特定しました。

日本における骨粗しょう症の患者数は1,200万人を超えると推定されており、骨粗しょう症は、生命予後を悪化させる大腿骨頸部骨折の主な原因となっています。しかし、これまでの研究では、なぜ加齢によって骨量が減少してしまうのかそのメカニズムは明らかになっていませんでした。

これに対し、今回の研究では、メッセンジャーRNA(mRNA)の分解を促進する分子として報告されているCnot3に着目してマウスを用いた実験を行ったところ、高齢化に伴って骨における内因性のCnot3の発現量が3分の1に減少していることが分かり、Cnot3は破骨細胞に関係するRANK遺伝子の発現を抑制することによって、加齢による骨量の低下を抑えていることが明らかになりました。従って、Cnot3遺伝子は、加齢による骨量減少を抑止する機能を持つことが明らかになりました。

今回の研究成果によって、今後、骨粗しょう症に対する新たな診療法および治療法の開発が期待されます。

東京医科歯科大学プレスリリース(2014/2/5)
photo credit: sethoscope via photopin cc

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