プロテインスコア?アミノ酸スコア? -プロテインを選ぶ際に必ず知っておきたい豆知識-

プロテインスコア?アミノ酸スコア? -プロテインを選ぶ際に必ず知っておきたい豆知識-

大抵のプロテイン製品のパッケージには、その製品に含まれるタンパク質のクオリティを示す指標として「アミノ酸スコア」なるものが記載されています。製品を選ぶ際にこのスコアを重視する人も少なくないですよね。スコアが100と記載されていればもちろん良い印象を受けます。

でも、この数値だけを見て製品を選んでしまうのは、実は危険かもしれません。プロテイン製品を選ぶ際のポイントには、大きく分けて、「使用目的に合わせた原材料」「タンパク質のクオリティ」「タンパク質の含有割合」の3つがあると言われます。

「使用目的に合わせた原材料」については、前記事の「ソイ?ホエイ?プロテインの種類と特徴まとめ」をご参照ください。ここでは、「タンパク質のクオリティ」とは何だ?ということ、そして、「アミノ酸スコア」と「プロテインスコア」について書いていきたいと思います。また、「タンパク質含有割合」についても少しだけ説明したいと思います。

タンパク質のクオリティ

まずタンパク質のクオリティを語る上で、必須アミノ酸は外せません。体内におけるタンパク質の種類は幾多にもなりますが、それらを構成しているのはたった20種類のアミノ酸です。その内、9種類は体内で合成できず、食物から摂取する必要があるため、必須アミノ酸と呼ばれます。そして、食物における「タンパク質のクオリティ」を決めるのがこの必須アミノ酸のバランスです。なぜなら、必須アミノ酸は、全9種類をバランスよく摂取していなければ、それぞれが有効活用されないからです。つまり、8つの必須アミノ酸が高配合されていても、1つの必須アミノ酸の含有量が少ない場合、高配合した8つの必須アミノ酸が無駄になってしまう恐れがあるのです。そのため、そういった無駄を回避して、効率よく必須アミノ酸を摂取するために、食品にどの程度必須アミノ酸がバランスよく配合されているかを表す指標として「プロテインスコア」と「アミノ酸スコア」が提唱されたのです。

プロテインスコア

プロテインスコアは、国際連合食糧農業機関(FAO)が1950年代に提唱したもので、食品タンパク質中の窒素1gあたりにしめる必須アミノ酸量(mg)を、FAOが定めた基準と比較したものです。このスコアは100が最高点です。

アミノ酸スコア

1970年代に、FAOとWHOが共同で提唱したスコアであり、プロテインスコアに用いられた基準に比べ、全体的に基準値が低くなっています。そのため、本来であれば100以上のスコアとなる場合があるにも関わらず、アミノ酸スコアの導出法では100以上となったスコアはそれ以上の数値を切り捨ててしまうため、本来100以上のスコアとなる製品でも100というスコアになってしまいます。

このため、「アミノ酸スコア」は、スコアが100となるプロテイン製品が多く、製品間での違いを判断する基準として機能しにくいという問題があります。また、大抵のプロテイン製品はアミノ酸スコアを表示していますが、これは、アミノ酸スコアの方が100を取りやすいということが関係しているとも考えられます。

プロテインスコアとアミノ酸スコア共通の注意点

プロテインスコアもアミノ酸スコアも、数値は違いますが、それぞれ信用できる機関が定めた基準に対して、ある食品がどれだけその基準を満たしているかを示した値です。

しかし、食品に含有される必須アミノ酸の中で、最も含有量の低いアミノ酸(第1制限アミノ酸)を基準値に対して比較したスコアですので、本当の意味でのバランスを示しているわけではありません。例えば、スコア100の製品があった場合、含有されている必須アミノ酸9種類とも基準値を満たしていることになりますが、そのうち1種類だけが異常に多く含有されていたとしてもスコアは100になるということです(このような製品は、マーケティング上あまり効率的ではありませんので実際には存在しないと思いますが)。

また、「窒素1gあたり」の値ですので、プロテイン製品においては、タンパク質(組成式元素記号に窒素を含みます)そのものの割合が少ない(希釈された)製品でも、スコアが100ということがあり得るのです。つまり、異なるプロテイン製品が100gずつあったとして、片方は80gのプロテインが含有されているのに対し、もう片方は30gのプロテインしか含有されていないのに、どちらもプロテインスコアが100になるということがあり得るのです。

タンパク質含有割合

なぜプロテインスコアやアミノ酸スコアだけでなく、タンパク質含有割合にも気をつける必要があるのかは、以上のことからご理解頂けるかと思います。

タンパク質含有割合が100%という製品は、見たことがありませんが、大体60〜70%も含有されていれば、十分優良な製品だと言えるでしょう。乳清タンパク由来のホエイプロテイン製品の場合、含有率70%以上であればアスリート達が喜びそうな売れ筋ラインですし、大豆由来のソイプロテイン製品の場合、タンパク質以外の有効成分も含まれているため、含有率60%付近のタンパク質含有割合が良いラインなのではないでしょうか。

ぜひ目的に合わせてタンパク質の原料と含有割合を見て製品選びを行ってみてくださいね。

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photo credit: Butz.2013 via photopin cc

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