アンチエイジングを成功させるためにも知っておきたい6つのこと ―栄養面からのアプローチ―

アンチエイジングを成功させるために知っておくべき6つのこと ―栄養面からのアプローチ―

1. 人の身体の細胞は常に入れ替わっている

私達の体内で細胞は驚くべき速さで入れ替っています。健康な体になれるかどうかは、体を作り替える能力にかかっていると言えます。以下にいくつか例を挙げてみます。

  • 消化器の粘膜はたった3日ですべて入れ替わります。
  • 手足や心臓、消化器の筋細胞はわずか1ヶ月でおよそ60%が入れ替わり、残りはおよそ200日で入れ替わります。
  • 肝臓には、3000億個の細胞がありますが、その96%は1ヶ月で入れ替わります。残りの4%はおよそ300日です。2週間で半分が入れ替わるので、肝臓の調子がよくない人でも食事に気をつければ2週間目から急速に良くなります(ただし、傷んだ肝臓を修復するためには栄養摂取が不可欠です)。
  • アミノ酸レベルでは、脳の40%がわずか1ヶ月で作り替えられると言われています。残りの60%はおよそ300日で全て入れ替わると言われています。

身体の作り替えのスピードは私達が考えるよりもずっと速いのです。作り替えには当然材料が必要で、この材料である栄養素が不足すると、身体の中は手抜き工事のように、病気やストレスに対して弱い身体になってしまいます。

そして、これだけのスピードで作り替えられる身体にとって必要なすべての栄養素を食事だけで摂るのは大変難しいことわかります。

2. アンチエイジングにこそサプリメントを

アンチエイジングというと「如何に若さを保つか」という意味合いを連想します。美容の面でも健康の面でも、年を重ねて老いていくことは誰しもが等しく避けることのできないことです。

では、老化というプロセスに賢く向き合うにはどうすればよいのでしょうか?これは人生を健康的で潤いあるものにするための最重要課題のひとつです。

平成25年10月に伊勢神宮の式年遷宮が行われました。本殿は20年に一度の作り替え(式年遷宮)を1300年以上も続けてきたことで、いまでも1300年前と全く同じ美しい姿と本来の機能を保っています。これは世界の建物のなかで類をみない、非常に珍しいことです。

そして、人間の身体は、伊勢神宮の本殿以上に短い周期で作り替えられています。たえず代謝を行うことで新しい命を育んでいるのです。作り替えられる身体の品質は、使用された材料(すなわち食べ物)に含まれる栄養素によって左右されます。ですから、摂取した栄養素が不十分だったり、質の悪いものたったりすれば、本来の若さと真の健康は宿りません。

栄養素をバランスよく豊富に摂取し「身体の健全な作り替えをサポートする」ことで、身体の若々しさを保つことこそが真のアンチエイジングであり、健康的に人生をまっとうする王道です。しかし、現代の食生活では三度の食事だけでバランス良く十分な栄養素を摂取することは困難です。よって、サプリメントは正常な作り替えに必要な栄養素を補うという意味で非常に大きな助けとなるのです。

3. アンチエイジングの鍵を握る「核酸」と「抗酸化物質」

「身体の健全な作り替えをサポートする」ためのキーワードは、大きく分けて2つ、「核酸」と「抗酸化物質」です。

作り替えの核となる「核酸」と、作り替えの邪魔ものである活性酸素を抑制する「抗酸化物質」は切っても切れない関係です。身体は食べ物によってのみ作り上げられるのですから、「核酸」や「抗酸化物質」といった身体の作り替えに必要なものをどのような食品から摂取するかということをよく考えなければなりません。しかし、今日の環境のもとで3度の食事のみから一切の作り替えに必要な材料をまかなうことは安易なことではありません。とくに多忙な人や食の細い人にはいっそう困難です。そのような人は特に、サプリメントを賢く活用して十分な材料を補うことが必要になるのです。

核酸はすべての細胞核中に含まれる高分子有機化合物で、古い細胞を自滅させ新しい細胞をつくる働きがあり、DNA、RNAなどの遺伝子情報を伝える働きがあります。つまり、核酸は「身体の作り替え」における最重要物質であり、体内における核酸の働きを健全に整えることが健康への近道なのです。

核酸が不足すると、細胞の代謝が遅くなり組織や器官の老化が進みます。また、体内で過剰発生する活性酸素が核酸を酸化し、DNAの遺伝情報を損傷するおそれがあります。核酸はそのようなダメージを受けた細胞を修復する働きもあります。

核酸は肝臓で合成(デノボ合成)することができますが、20歳を過ぎると肝臓での合成機能が衰えてきます。そのため、食品から摂取した核酸を再合成(サルベージ合成)する必要が生じます。しかし、通常、食品に含まれる核酸成分は低分子であるため、腸内で消化されてしまい再合成が行われにくいことが知られています。

そのため、サプリメントの原材料には高分子の核酸を含む鮭の白子や酵母が使用されるのです。高分子の核酸は最後まで分解されることなく吸収され、各細胞に運ばれ再合成の材料となります。アミノ酸やプロテインなどと共に摂取すると、たんぱく質の合成における相乗効果も期待できます。

4. 活性酸素がなぜ問題なのか?

近年、健康に関して何かとよく目にするキーワードが「活性酸素」です。現代のライフスタイルのもとでは、最も注視しなければならないトピックです。

活性酸素は名前の通り酸素ですが、普通の酸素とは違います。

そもそも酸素自体は誰もが知っている通り、生命活動に無くてはならないものです。酸素は代謝され、そこから産生される四つの活性酸素は体内に入り込んだ異物を除去する働き、そして身体を守る免疫系において非常に重要な役割を果たします。「活性酸素=悪」ではなく、活性酸素は代謝を促したり、免疫に関わる働きをしたりする身体に必須なものなのです。

では何が問題なのかと言いますと、活性酸素の「過剰産生」とその「慢性化」が大きな問題になるのです。

過剰産生された活性酸素は、異物など攻撃するターゲットが無くなると、体内の正常な細胞を攻撃し酸化させます。結果、酸化された細胞、器官はその機能を低下させ、身体に不調が生じます。酷い時にはDNAやRNAのような遺伝子情報の担い手にまで攻撃が及んでしまいます。つまり、ガンの発症にも大きく関わっているのです。

活性酸素の厄介なところは、酸化された対象物そのものが活性酸素と同じような働きをする活性酸素種に変わるということです。例えば、血中に存在する中性脂肪やコレステロールなどは酸化すると過酸化脂質となり活性酸素化します。そして、過酸化脂質自らが中性脂肪やコレステロールを酸化してしまうのです。

活性酸素による組織破壊の繰り返しは動脈硬化などを引き起こします。また、過剰産生された活性酸素は、癌、心筋梗塞、脳梗塞や生活習慣病などの様々な病気の原因であるといわれます。つまり、日本人の三大死因と大きく関わっています。

現代のライフスタイルを見ますと、仕事に追われた日々を送っていたり、不規則な生活をしていたりと、大半の方がストレスを受けやすい、活性酸素の過剰産生が慢性化しやすい生活を送っているのです。

ライフスタイルそのものを変える事は容易ではないので、食の面から活性酸素への対策を講じることは賢い選択です。

5. 活性酸素にも種類があるし、活性酸素を無害化する抗酸化物質にも種類がある

活性酸素にはいくつかの種類があり、狭義では四つに分類されます。

酸素が水に代謝されるまでに発生する中間体の1)スーパーオキサイド、2)過酸化水素、3)ヒドロキシルラジカル、また三重項酸素(普段吸っている酸素)が励起した際に起こる、4)一重項酸素の四つが、俗に言う活性酸素です。

ここで知っておかなければならない事は、一つの抗酸化物質でこれら全ての活性酸素を無害化(還元)できるわけではないということです。つまり、活性酸素の種類によって、用いるべき抗酸化物質は変わってくるということです。

活性酸素は非常に短いライフタイムで絶えず変化しているため、これら4種類の活性酸素全てに対応しなければ、活性酸素全体を無害化することはできないのです。

活性酸素を無害化してくれるのが「抗酸化物質」ですが、抗酸化物質にも多くの種類が存在しており、それぞれにおいて役割が少々異なってきます。

数ある抗酸化物質の中で押さえて頂きたいものとしては、ビタミン、ミネラル、ファイトケミカルです。特にビタミンC、Eは抗酸化物質として知られており、相乗効果がありますので合わせて摂取したい栄養素です。

セレンや亜鉛などのミネラルは、体内で合成される抗酸化物質SODの一連の代謝において非常に重要な物質です。そして、ファイトケミカルは、植物の色素などの有用成分であり、非常に優れた還元能を有しています。

6. 今、注目が集まるファイトケミカル

ファイトケミカルは聞きなれない単語かもしれませんが、植物に存在する天然の化学物質です。ポリフェノールやカロテノイドなどが代表的で、果物や野菜の色素や辛み成分に含まれます。

必須栄養素というわけではありませんが、体内では活性酸素を除去する抗酸化作用の他、白血球のマクロファージを活性化させ免疫力を強化する働き、そして、解毒作用があることも知られており、第7の栄養素とも言われるほど注目を浴びています。

ポリフェノールには血圧や血流を調節する働きがあり、高血圧を抑制します。また、ポリフェノールは血管を保護する働きもあり、ルチンや、レモンの皮やみかんに含まれるヘスペリジンには毛細血管の保護や動脈硬化を予防する効果があります。

他にも、ポリフェノールには抗酸化作用、抗がん作用、抗アレルギー作用、抗炎症作用、血行促進、糖尿病予防、血管拡張、更年期障害緩和など様々な効果があることが発見されていますが、あくまで自然のものなので、長い時間をかけて作用するものであり、即効性を期待するものではありません。また身体に入ったポリフェノールは3~4時間で体外に排出されますので、こまめに補給する必要があります。

このように説明すると、ファイトケミカルさえ摂取しておけば良いと感じる方もいるでしょう。しかし、単一成分に偏ってしまう事は、他の成分を犠牲にしていることだと肝に銘じて下さい。例えば、コーヒーやワインにもファイトケミカル(ポリフェノール)が含まれますが、飲み過ぎることで生じる弊害があります。単一成分の効能効果に飛びつきそれだけに満足するのではなく、あくまでもビタミン・ミネラルと共に摂取することを心がけて下さい。

以下は代表的なファイトケミカルです。トマトに含まれるリコピン、人参に含まれるカロテン、緑茶に含まれるカテキン、赤ワインやブルーベリーに含まれるアントシアニン、ゴマに含まれるセサミン、たまねぎやブロッコリー、ソバやカボチャなどに含まれるルチン、ニラやダイコン、ホウレンソウに含まるケンフェロール、トウモロコシに含まれるルテイン、ミカンの筋に多く含まれるヘスペリジンなどが代表的なファイトケミカルです。

photo credit: SweetOnVeg via photopin cc

このasotkがおすすめ