冷え性と血管と食事

冷え性の女性

寒さが厳しいこの時節、身体の冷えは本当に厄介です。冷え性の説明は、以前の記事(血行不良が原因の「冷え症」を克服する3つの方法)にもある通り、甘く考えていると痛いしっぺ返しを食らってしまうことがあります。

一般的には、「身体を温める」ことが大切と言われていますが、「血圧差」にも大きな注意が必要です。というのも、この「血圧差」が、しばしばニュースなどで耳にする「突然死」につながる原因だからです。

1.急激な「温度差」が急激な「血圧差」に

冷え性対策として一般的によく挙げられるのが、「とにかく身体を温める」ことです。裏起毛のボトムスやヒー◯テックなどを着込み、強い寒さから身を守るなどあるかと思います。

ここまでは良いのです。

しかし、家に帰って、いつもより熱めの風呂に浸かる、起床後の寒さを吹き飛ばすために、熱いシャワーを浴びるなどはどうでしょうか・・・。

私たちは、寒ければ寒いほど、お風呂の温度を少し高めに設定しがちです。しかし、寒さによって縮こまった血管(血圧が高い状態)は、体が温まることによって拡張(血圧が低く変化)します。この血圧の低下が急激に行われるとしたらどうなるでしょうか?

そう、急激に低血圧状態になることで、気を失ってしまうばかりか、最悪の場合、そのまま永い眠りについてしまうこともあるのです。

逆もまた然りです。

朝シャワーを浴びる場合、お風呂場の寒い脱衣所で衣服を脱ぐことで、起床後の温まっている体が急激に冷えることになります。その結果、血管が収縮し急激に高血圧状態になり、梗塞や卒中のリスクが高くなります。

以前の記事の通り、半身浴(温度=体温+α)や足湯のようにゆっくりと温度を上げる、脱衣所を温めておくなど、「温度差」が緩やかとなるように工夫することが大切です。

2.冷え性は血管の老化を促す

冷え性の原因は、以前の記事(血行不良が原因の「冷え症」を克服する3つの方法)にも書いてある通り、幾つかあります。しかし、総じて言えることは、血液循環の悪化が引き起こした結果であるという点です。

血液循環が悪化することで被害を受けるのは、血液の通り道である血管です。被害を受けた血管は、厚くまた硬くなることで硬化状態となり、高血圧を引き起こします。

先に述べた血圧差による被害で言えば、冷え性の方のリスクは高いと言えます。冷え性を侮ってはいけない理由はここにあるのです。

3.冷え症の改善は食事から

冷え性は、特に女性に多いと言われています。原因として、加齢に伴い女性特有のホルモンが減少するということもありますが、食生活の乱れも関係しているように思います。

多少偏見もあるかもしれませんが、女性にとって「ダイエット」は永遠のテーマと言われることがあります。その時期時期によって流行るダイエット方法は異なり、そこに振り回される女性も少なくないのではないでしょうか。しかし、これが食生活を大きく乱す原因となる場合があります。

「糖質制限」、「カロリー制限」、「野菜中心生活」などなど、食生活に大きな偏りを生みだすダイエット方法がたびたび登場します。しかし、血液の質は食生活に大きく左右されるため、血液循環を根本から改善するのであれば食生活を見直す必要があります。

4.(よく言われますが)食事はバランスが大切

体には、インプットされた食べもの(栄養素)を身体に作り上げるプログラムが存在します。栄養素の中には外から取り入れる必要があるものもあれば、不要なものもあります。体はそれら栄養素を上手く選別・活用して身体に組込んでいくのです。

これに対して、偏った食生活やダイエットによって、身体に必要なものを強制的に排除してしまえば、身体に異常が出てくるのは当然です。

色々なところでよく言われているように、結局は「主食、主菜、副菜をバランス良く摂る」ことが、「冷え性」を改善する根本的な方法と言えます。

その際、通常の食生活だけでは摂取しにくい栄養素について、サプリメントなどを活用して補うことは一つの知恵と言えるでしょう。

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